【サッカー】W杯本番までにザックジャパンがすべきこと

2014年2月13日

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ザックジャパンはもうすでに本田選手を中心に組まれたチームでそこをいまさらどう変更することもできない。
技術面でも精神面でも、存在感含めほぼすべての面で本田は絶対的なエースであり、彼を中心にしたチーム作りになるのも当然の事だ。
ザッケローニ監督はここのところ、守備崩壊などとバッシングされ、新戦力の人選も、テストのための起用方法も、3バックのシステムを試すタイミングも含め、ちょっと迷走気味である。
しかし、ザックが来てからA代表は随分改善されたのは間違いのない事実である。
長年の課題であった決定力不足。これが海外サッカーのように劇的に改善されたわけではない。
例えそれが天才本田△であろうともゴール前で慌てることもある。
そもそも野球でイチローのような3割バッターが残りの7割のアウトを責められる事があるのか?
もちろん野球とサッカーは全く違うスポーツである。
ゴール前でのチャンスを落ち着いて決められないFWは責められても仕方がない。
それでも、先日のブラジルコンフェデ杯イタリア戦、敗れはしたものの名GKブッフォン相手に3得点もあげているのである。
今決定力不足というのであれば、王様本田に前の選手が気を遣いすぎなのだろう。
今の本田中心のA代表に必要なのは、王様本田には得点を取ることに集中させ、残りの選手で攻撃力を落とさずどれだけ守備力を高めるかである。

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そこで、私が提案するのが433の3トップシステムである。
ためを作れて攻撃の起点となれる本田をトップ下に配置したい気持ちはやまやまだが、あえて1トップを外し、3トップシステムを提案する。
本田にはバルサのメッシの様なポジションでプレーしてもらうことになる。
メンバーはこうだ。

            清武  本田  岡崎
            柴崎  遠藤  山口
          長友  今野  高橋  内田
                川島

トップ下とFWとポジションこそ違うが、本田選手がVVVフェンロー時代で慣れ親しんだフォーメーションだ。
バルサのようにFWをVフォーメーションにする、過去にも試した0トップ気味な3トップである。
普段から433で構成しておくとザックが大好きな3バックへのコンバートも長友を前に出すだけでスムーズにいくのである。

            清武  本田  岡崎
          長友  柴崎  遠藤  山口
            今野  高橋  内田
                川島

ただし3バックにする場合MFはダイヤモンド型にしてDMF柴崎、OMF遠藤のように基本的なポジションを決めてしまうのもありだろう。

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中盤に柴崎岳、山口蛍、CBに高橋秀人らを起用するのはもちろん長谷部や最終的に遠藤も外すためである。
強豪ひしめくW杯で日本が少しでもましな結果を出すには、本田△がいう個の力ももちろん大事だが、今はまだ全員サッカーをするべきで、MFには守備に、攻撃に奔走してもらう体力と戦術理解力のある柔軟な頭脳を兼ね備えた若い力が必要である。
強豪相手には攻撃時は5トップ、守備時は5バックどころか、7トップ、7バックぐらいの気持ちで数的優位を作らないと勝ち目はないのだ。

控えメンバーは
GK権田、FW香川、DMF長谷部、SB駒野あたりが順当だが、普段2トップでしか能力を発揮できない柿谷は、現状の4231システムではあきらかに不要だ。
むしろ同じセレッソの南野を早くからA代表に収集しても面白いと思う。
南野を遠藤のポジションにいきなり投入しても意外とよい動きをするかも。
もしどうしても柿谷を使うというなら、上記システムを導入し、本田の位置で本田の控えとして使うべきである。
もちろん本田にもポジション争いをしてもらった方がよいし、オプションとして柿谷中心でフォーメーションを組めるようになればなおよいのではないだろうか。
ザックさんどうすか?
このシステム。
まだ間に合うんじゃないですか?

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ろくちゃん

rockch.com管理人のろくちゃんです。 歯に衣着せぬ物言いですが、正直者と解釈していただけると幸いです。

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