なぜお米を炊くとき氷を入れるとおいしくなるの?

2016年4月1日

お米を炊くときに氷を入れると、おいしくなる理由は二つあります。

一つ目は、氷を入れることでお米がもちもちとした食感になることです。
を入れることで、お米の表面温度が下がります。
その結果、お米の外側が少し硬くなり、中が柔らかく炊き上がります。
この調理方法は、「ふっくらとしたお米」を作るのにとても効果的です。

二つ目は、氷を入れることでお米が甘くなることです。
氷を入れることで、お米の炊飯水が急速に冷やされます。
そして、水の温度が下がることで、お米のでんぷん質が糖に変化する速度が遅くなります。
その結果、お米がより甘くなり、米の香りもより引き立ちます。

以上のように、氷を入れることでお米がもちもちとした食感になり、甘みも増してよりおいしくなります。
ただし、氷を入れすぎるとお米が水っぽくなることがあるので、適量を守って使うことが大切です。