【コツ】初心者が駐車場で焦らず車庫入れする方法【方向転換】
新社会人が増えるシーズン、地方では車の免許を取りマイカー通勤を始める方も多いと思うが、前進で路上を走る分には問題ないのに車庫入れとなると自信が…という方もいるのではないだろうか?
そこで、運転歴25年、本人が大型自動車運転免許、けん引免許を持ち、身内に自動車教習所の教官を持つろくちゃんが、駐車のコツを図解入りで伝授しよう!!
乗用車は前輪で方向操作!!
まず車庫入れの前に、免許取りたての初心者やペーパードライバーの方が意外と理解していない事が多い車輪の動きだが、基本的な事なのでどのようなハンドル操作をすれば、車がどう動くかを確実に頭に叩きこんでくだされ!!
例によって絵心とは無縁の単純なイラストだが、下図は車だと思って頂きたい。
前、うしろはもちろん車のフロント、リアの意味だ。
黒いのはタイヤ、右のやや前方にあるのはハンドル、真ん中の横ラインはハンドルの動きを表している。
ハンドルを真っ直ぐにして前進すれば、直進する。
これ当然ですな。
そして次の図のようにハンドルを左に切れば、前輪が左を向いて左に曲がる、ハンドルを右に切れば、前輪が右を向いて右に曲がる。
この前輪しか動いていない事を意識しよう!!
後輪は前輪に引っ張られてついてくるので前輪より内側を通る、これが内輪差だ。
車庫入れも大事だが、前進するときはこの内輪差にも気をつけよう!!
話を戻すが、次にバックする時。
こちらもハンドルを切ってない状態、つまり前輪が真っ直ぐな場合、車ももちろん真っ直ぐにバックする。
次に、ハンドルを切った場合、前輪で操作することになるので、前進の場合とは違い、後輪が前輪に押されてくるイメージで操作するといいだろう。
この場合フロントが、進行の軌道より外側にふくらむ外輪差が発生する。
駐車時は前方にも注意が必要なのはこのためだ。
上記説明はFF式の場合で、厳密にはFR、MRといった後輪駆動車や、4WD車もあるが、「前進は前輪で引っ張る、バックは前輪で押す」というイメージを持って操作したほうがわかりやすいと思うぞ!!
車庫入れのコツ!!
それでは前置きが終わったところで車庫入れの解説。
下図のようなスペースに駐車する場合、右からでも左からでも駐車が可能だ。
もちろん右からでも左からでも入れられるようになるのが当然の事なので、両側とも繰り返し練習する方が多いが、右ハンドル車の場合下の画像のように右から入れる方が圧倒的に入れやすいので、まずは右側から完璧にマスターすること。
コツ①まずは右側から練習しよう!!
車庫入れで最も大事なのはバックする前の位置決めといっても過言ではない。
そして、その位置決めの基準となるのが、イラスト赤丸部分の「ピボットエリア」といわれる角の部分だ。
コツ②バック前の位置決めが重要!!
もちろん「ピボットエリア」などという言葉は覚える必要がないが、そこに右後輪を持っていくことを念頭に最初の位置決めをしよう。
前輪が「ピボットエリア」を超えたあたりからゆっくり左にハンドルを切る。
前方にも注意を払いながら、右側ミラーで確認して、右後輪がピボットエリアを狙える位置に停車。
位置が決まればとりあえず一安心。
停車中にハンドル操作をすることを「据え切り」といい、タイヤが痛むという意見もあるが、初心者は慣れるまではこの位置でまずハンドルを真っ直ぐに修正しておこう。
コツ③位置が決まったらバックする前に「据え切り」でハンドルを修正!!
ハンドルを真っ直ぐにしたら周囲に注意を払いながら右サイドミラー、または窓を開けての目視で、右後輪で「ピボットエリア」を踏むぐらいのつもりで狙おう。
ここでのコツは慌てず、ゆっくりバックすることだ!!
コツ④ゆっくりバックしながら右後輪でピボットエリアを狙え!!
この時、ハンドルを左に切ると右後輪が「ピボットエリア」から離れ
ハンドルを右に切ると右後輪が「ピボットエリア」に寄ってくる。
この感覚を特に意識して練習しよう!!
ゆっくりバックしながら狙えば、右後輪で「ピボットエリア」を踏むのはそれ程難しくないはずだ。
右後輪が「ピボットエリア」に達したら一度停車しよう。
ここで再度「据え切り」の登場。
車体を駐車スペースに対して真っ直ぐに起こすため、右にいっぱいハンドルを切ろう。
コツ⑤右後輪がピボットエリアに達したら停車し「据え切り」でハンドルを右にいっぱい切る!!
ハンドルを右いっぱいに切った状態でバックすると、徐々に車体が駐車スペースと平行になってくるのがわかる。
完全に平行になった時点で再度停車、再度「据え切り」で前輪をまっすぐにすれば…
あとは真っ直ぐバックするだけ!!
コツ⑥車体が駐車スペースと平行になったら再度停止、ハンドルを真っ直ぐに修正してバック!!
もし位置がずれているようなら、切り返して修正するのだが、図のように左に修正する場合ハンドルを左に切ってから右へ切り、停止した時点で前輪が真っ直ぐになるように操作しよう。
おさらい
コツ①まずは右側から練習しよう!!
コツ②バック前の位置決めが重要!!
コツ③位置が決まったらバックする前に「据え切り」でハンドルを修正!!
コツ④ゆっくりバックしながら右後輪でピボットエリアを狙え!!
コツ⑤右後輪がピボットエリアに達したら停車し「据え切り」でハンドルを右にいっぱい切る!!
コツ⑥車体が駐車スペースと平行になったら再度停止、ハンドルを真っ直ぐに修正してバック!!
最後に…
あなたが健常者なら、絶対に車いすマークの駐車場には駐車しない事。
こんな当たり前のことを守れないなら車の運転なんかやめてしまえ!!
ろくちゃん
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