【今日の1曲】インロウタキン – INU

2014年1月21日2015年1月9日

Hola Amigos!! オチョです!!
独断と偏見!!偏りまくった知識と嗜好・趣向でチョイスした今日の1曲はこれだっ!!!!!!!!!!
インロウタキン – INU

真っ黄色の背景に町田町蔵のどアップという強烈な印象のジャケット、当時町田町蔵の年上の恋人であった女性Ba.西川成子のミステリアスな美しさ、オープニングナンバー、フェイドアウトの勢いあるイントロや「曖昧な欲望しか持てず、曖昧な欲望を持て余す」ではじまる歌詞から感じられるひねくれ具合。
Johnny Rotten(John Lydon)に影響を受けまくったヴォーカルスタイルは模倣の域に近いが、INU唯一のスタジオアルバム、メシ喰うな!リリース時の1981年、弱冠19歳の町田町蔵が放つ独特の感性を持った詩世界と、堂々とした存在感はジャケットから感じる強烈なインパクトそのものである。

歌詞の全文をテキストで掲載すると著作権等めんどくさそうなので、手元にある歌詞カードの画像を掲載するが

「インロウタキンは昔からあって実は良くないが頭の上おまえを捕えて骨抜きにしてインロウタキンは!」
インロウタキンとはなにか?
町田町蔵本人が作家転向後の講演会で語ったところによると「金太郎印」という店の横書き看板が、左から右ではなく昔方式の右から左へ「印郎太金」と書いてあったのを内輪受けでインロウタキンと呼んでいて、仲間内でしかわからない言葉をノリで使ったということらしい。
至福団名義や、北澤組名義、ソロ名義で出した音源を聴いても、歌詞カード通り唄っていない町田町蔵にとって歌詞に大きな意味を持たせることなど不要で、単純に語呂、語感がどうかという話だと思う。