なぜイギリスはEUを離脱したの?

2015年4月1日

イギリスがEUを離脱した理由は複数ありますが、主な理由は主権回復と移民問題です。
EU加盟国は、EUの決定に従うことが求められ、イギリスは独自の法律や政策を採用できないという批判がありました。
また、EUからの移民の増加がイギリス国内で懸念されており、EU離脱によって移民の制限が可能になると考えられました。

また、EUの経済的な負担も理由の1つでした。EUに貢献するための年間の総支出は、イギリスがEUに支払う年間の貢献金額を上回っており、イギリス政府はこの負担を軽減するために、EUからの離脱を検討しました。

さらに、EUが抱える問題や課題について、イギリスはEU内での解決が困難であるとの見方がありました。
たとえば、EU加盟国間での財政問題や難民問題、移民問題などが挙げられます。

これらの理由により、イギリスはEUからの離脱を決定し、2016年にEU離脱の是非を問う国民投票を行い、離脱が可決されました。
2020年1月31日にEU離脱が正式に成立し、イギリスはEUを離れた独立国家となりました。