なぜバラには棘があるの?

2016年4月1日

バラには棘があるのは、自然界での生存戦略の一つです。

棘は、バラの茎や葉を食べる動物を防ぐために進化したものと考えられています。
特に、バラの葉には多くの栄養素が含まれており、多くの草食動物にとって魅力的な食物となっています。
棘があることで、草食動物がバラの葉や茎を傷つけることができず、バラの生存率が高くなるという効果があります。

また、棘はバラが競争相手の他の植物と競合する際にも役立っています。棘があることで、他の植物が近づいてバラを侵害することを防ぐことができます。

バラの棘は人間にとっても、切り傷や刺し傷の危険があります。
特に、作業中に手袋を着用しない場合や、素手で取り扱う場合には、棘によるケガのリスクが高まります。
また、バラの棘は感染症の原因にもなることがあります。
バラの棘に触れたことで、細菌が体内に入り込んだり、感染した植物病原菌が感染症を引き起こすことがあります。
そのため、作業中には手袋の着用や、棘に触れた場合には速やかに消毒をすることが大切です。