なぜ大気の気圧差が発生するの?

2015年4月1日

大気の気圧差は、地球の大気が太陽からの熱を受け取り、地球の自転や地形などの影響で不均等に加熱されることによって発生します。

太陽からの熱は、赤道近くの熱帯地域でより強く受け取られ、高緯度地域ではより弱く受け取られます。
これにより、熱帯地域では空気が膨張し、高緯度地域では空気が収縮するため、熱帯地域では低気圧が形成され、高緯度地域では高気圧が形成されます。

また、地球の自転によって、地球の表面は赤道部分が速く、極部分が遅い速度で移動します。
これにより、地球の回転によって、空気が東から西に向かって流れる「地球回転風」が発生します。
この風は、低気圧が形成された地域では反時計回りに、高気圧が形成された地域では時計回りに吹きます。

さらに、地球の地形によっても、気圧差が発生します。
例えば、山地では上昇気流が発生し、低気圧が形成されます。
逆に、平原地帯では下降気流が発生し、高気圧が形成されます。

これらの要因が相互作用して、大気の気圧差が生じます。