【知恵ぶろく】乾燥肌・かゆい!!ガサガサ・カサカサの肌を根本的に治す方法[肌質改善]

2013年12月2日

寒さが増してくると気になるお肌の乾燥。粉をふいたり、かゆくなったり…
こんな乾燥肌特有の症状を改善し、冬場でも潤いのあるお肌を保てる方法を紹介しよう。

28日間で根本的に改善

通常肌細胞はターンオーバー（皮膚の新陳代謝）の28日間で新しい細胞へと入れ替わる。
つまり細胞1つ1つの寿命が28日なのだ。
今日細胞分裂して生まれた肌は約14日後に水分の貯蔵庫である角質層に達し、さらに約14日で垢となりはがれおちる。
この28日後にどれだけ良質な肌を作っているかがキーポイントだ。

そこで当サイトではこの28日間、3つのアプローチで肌質改善を行う方法を推奨する。

内側から改善

なんといっても体質改善に食事から摂る栄養は最重要だ。
以下の栄養素とそれを含む食品をバランスよく摂るよう心がけよう。

セラミド…皮膚を外部の刺激から守り、角質層の水分を保持する働きを持つ。
セラミドを多く含む食品は…
大豆、生芋こんにゃく、小麦、ヨーグルト、ほうれん草など

ビタミンA(レチノール・カロテン)…皮膚や粘膜の潤いを維持し、新陳代謝を促す働きを持つ。
ビタミンA(レチノール・カロテン)を多く含む食品は…
レチノール : レバー（鶏、豚など）、肝油、乳製品（牛乳・チーズ・バターなど）、卵、ホタルイカ、ウナギ、アナゴ、アユの内臓など
カロテン : 緑黄色野菜（にんじん、かぼちゃ、しその葉、パセリ、にら、ほうれん草、小松菜、春菊、明日葉など）、海苔、ワカメ、緑茶など

脂質…脂質不足は皮膚のカサツキの原因。細胞や血管を作る働きを持つ。
脂質を多く含む食品は…
肉類、卵、乳製品、植物油（紅花油、コーン油、ひまわり油、大豆油など）、ＤＨＡ・ＥＰＡ（特に青魚）、ごま、ナッツ類（松の実、ピーナッツ、アーモンドなど）、凍み豆腐など

タンパク質…皮膚の角質細胞はタンパク質で形成されており、皮膚のバリア機能を守るために良質なたんぱく質が必要。
タンパク質を多く含む食品は…
魚類（特にＥＰＡやＤＨＡを含む青魚）、卵、大豆、大豆製品、牛乳、乳製品など

入浴スキンケアで改善

乾燥し荒れた肌にそのまま保湿クリームを塗るだけでは錆びた鉄板にペンキを塗ってるようなものだ。
錆を落とし、下地を整えてからペンキを塗る。といった作業を行わないと根本的な改善にはならない。
とはいえ、美容液は体質により合う、合わないがあり一概にはおすすめできない。
そこで、美容液を使わずに角質層に少しでも潤いを残す入浴方法と、入浴後のケアの方法を伝授しよう。

①ゆっくりぬるま湯につかる。
これはゆるんだ角質層にしっかり水分を浸透させるため。
冬場でも汗をかくぐらい長時間入浴するのがおすすめ。

②ソープは低刺激の商品を充分泡だてて、泡だけで洗う。
スポンジやタオルでごしごしこすると角質層を傷つける。
優しく洗う事が大事だ。

③すすぎはしつこいぐらいにすすぐ。
乾燥肌の方は敏感肌でもある。肌への刺激となる香料や着色料が使われている場合もあるので、泡などを残さないよう100%すすごう。

④少しずつシャワーの温度を下げていき、最終的に水にする。
最重要ポイントでもあるが、肌は温めると角質層が緩み、浸透性が高い半面、放出もしやすいため乾燥しやすい。
そこで、皮膚表面を冷却することによって角質層を引き締めるのである。

⑤お風呂から出たら、バスタオルでふく前に濡れた体に保湿クリームを塗る。
バスタオルで体をふく事は乾燥肌にとっては大敵だ。
表面の水分だけでなく、角質層に蓄えられた水分も吸い取られる可能性がある。
そこで、できればお風呂から出る前の濡れた体の時点で体質にあった美容液をたっぷり塗って、保湿クリームも塗ってからバスタオルで軽く抑えるように拭くのがベストだ。
もちろん、体質で肌に合う美容液がない場合、保湿クリームや白色ワセリンだけでもOKだ。

生活環境・生活習慣から改善

どれだけ食事や入浴で気を使っても、外部環境による肌への刺激も軽視できない。
ストレスや喫煙、睡眠不足もお肌にとって大敵なので、これらの生活習慣を改善していくこともかなり重要だといえる。
生活環境といえば、ハウスダストが原因で肌に刺激を受けている人は結構多い。
部屋や寝具を清潔に保つことも大切だ。
さらに、加湿器で部屋を充分に加湿することも効果が高い。
空気がしっかり加湿されていれば、お肌の水分が放出されることも少ないのである。