ビットコインの価値はなぜ騰がり続けるのか、そしていくらまで騰がるのか

2017年11月24日

お金の価値は一定ではない

日本の通貨は「円」という単位です。

そんなもんは日本在住の大人ならだいたい誰でも知っていますよね…

それでは日本円は国際的な略号ではJPYが使われているのをご存知ですか?

「1万円」とか外国では通じないので、10,000JPYと書くんですね。

それ以外にもアメリカの「ドル」ならUSD、「ユーロ」はEURと世界各国の法定通貨にはだいたい略号があるっス。

2017年11月現在、1USDは約112~114JPYですが、これは今からアメリカ旅行に行くので銀行に行って日本円をアメリカドルに交換してもらうと1ドルもらうのに114円ぐらい必要ということです。(手数料は別)
10,000USD(1万ドル)持って行こうと思ったら1,140,000JPY(114万円)必要なわけです。

アメリカ旅行に行かなくってもアメリカで10,000USD(1万ドル)で売っている商品を輸入した場合、日本円で1,140,000JPY(114万円)ぐらいの値段になるわけです。

この1USDがいくらかってのが為替レートというやつですが、常時変動しており、2012年頃には1USDが80JPY以下なんて時代もあったわけです。

そのころにアメリカで10,000USD(1万ドル)で売っている商品は800,000JPY(80万円)ぐらいで購入できたわけです。

意味わかる?(別に理解できなくても問題なし)

で、JPYの発行は日本の政府が決めているので、輸入とか輸出とか大人の事情で1USDをもう少し安くしたいとか思えばJPYを減らす(1万円札を印刷する量を減らす)し、もう少し高くしたいと思えばJPYを増やせば(1万円札をいっぱい印刷する)いいわけです。
つまり、発行数や価値をコントロールできるわけです。

お金の価値はその時代によって変わります。

今、1,000円あればよほど高級なところでない限りラーメン1杯は食べることができるでしょう。

現在の日本の政府は「デフレ脱却」を掲げ、お金をたくさん印刷して流通させようとしています。

印刷したお金は公共事業をいっぱいしたり、銀行に貸すことによって民間の企業に貸し付けたりして世の中に流通させるのです。

世の中にお金がいっぱい流通するとお金の価値が下がります。

お金の価値が下がると同じラーメン1杯食べるのに1,000円以上必要になるなど物価も上がってしまいます。

物価が上がると給料もあがるということで、給料が上がれば景気が良くなるという考えです。

もちろん日本政府だけがお金をコントロールしようとしているわけではなく、世界中の通貨を発行できる機関がコントロールしようとしているので日本政府の思い通りにいくかどうかは誰にもわかりませんがね…

一番大事なのは今持っている1,000円が、10年後も同じ価値とは限らないということです。

ビットコインは?

で、ビットコインはというとですが、実は将来的に発行される量が決まっておりまして、最終的に約2100万個しか発行されない設計になっています。

ビットコインにはBTCという略号と単位が使われますので最終的に約2100万BTCというほうが正しいでしょうか。(厳密には20,999,999,9769BTC)

2017年11月現在で1,670万BTCが発行されていて、2141年頃にすべてのビットコインが発行されることになっています。

誰が発行しているの?ということになるのですが、これは小学生でもわかる「ブロックチェーンとは?」でちょっとふれたブロックチェーンのためにパソコンを提供した人に自動的にビットコインが発行されるようになっているんです。

おいちょっと待て!!

じゃあ2141年以降(まあその頃には私死んでると思いますけど)はどうなる?
ブロックチェーンのためにパソコンを提供してもビットコインがもらえなくなるんだったら誰も提供しなくなってビットコインが破たんするのでは???と思いますよね…(まあその頃には私死んでると思いますけど)

実はその後はビットコインの取引手数料がブロックチェーンのためにパソコンを提供した人に付与されるようになっているのです。

うーん、難しい…

まあ難しいことは知る必要ナッシング!!

インターネットってなに?とか聞かれても完全に回答できる人いないでしょう。

とりあえずビットコイン有限であることと、誰かが発行数を自由にコントロールできないこと、そして発行上限になったあとも継続するシステムだということがわかればおk。

ビットコインの価値はなぜ騰がり続けるのか、そしていくらまで騰がるのか

「金(きん・ゴールド)」の価格もどんどん騰がっていますが、万が一びっくりするぐらいの量が採掘できる金山が発見されたら暴落する可能性が高いですよね。

ビットコインは、上限が決まっているからこそ、希少価値が出て価格が上がっていくんですね。(いっぱい発行されて価値を下げられる心配がない)

ちなみに2017年11月現在、1BTCは90万円(900,000JPY)近くになっています。

ビットコインの運用が開始されたばかりの2009年頃は1BTCの価値は1円以下だったのにすごいっすね!!

小学生でもわかる「ビットコインとは?」でも書きましたが、近い将来ビットコインが世界の共通通貨になって「円」も「ドル」も「ユーロ」も持っていなくても、ビットコインだけで生活できるような世界になったら、政府の都合で価値がコントロールされる法定通貨よりずっと安定した価値の通貨になるかもしれませんぜ!!

そして、そういうことになった場合「円」や「ドル」「ユーロ」からビットコインに交換する人が必然的に増えることになります。

2017年現在で、日本円の現金、つまり紙幣や硬貨は100兆円ほど流通しているそうです。

銀行に預けてある日本円の預金残高は1,000兆円ほどあるそうです。

2141年、ビットコインは2100万BTCしかありませんが、仮に今日本に流通している現金(紙幣や硬貨だけ)の量が増えないことを前提に、そのまま2141年までにビットコインに両替した場合…
100兆÷2,100万=約476万円
で、1BTCが476万円の価値でもおかしくないわけです。

さらに預金残高もあわせてみると…
1,100兆円÷2,100万=5,238万円
1BTCが5,238万円という計算になります。

これ、日本円だけの計算ですからーーーーっ!!

「ドル」や「ユーロ」そのほか世界中にあるありとあらゆる通貨がビットコインに替わるとしたら1BTCの価値はとんでもない価値になりますよね!!

実際アフリカのジンバブエや南米のベネズエラという国では、政府がお金を発行しすぎてハイパーインフレになって、自国の法定通貨にほとんど価値がないため、生活するには自国通貨よりビットコインが使われるようになっているんです。

ビットコインが騰がり続ける理由がなんとなくわかった気がしますよね!!

以上!!

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ろくちゃん

rockch.com管理人のろくちゃんです。 歯に衣着せぬ物言いですが、正直者と解釈していただけると幸いです。