【知恵ぶろく】バチッ!パチッ!あの嫌な静電気の原因と対策、防止、除去方法
冬になって空気が乾燥すると、ドアノブを触るとバチッ!!車に触れるとバチバチッ!!人からものを受け取ったり、触れようとするとバチッ!!!と静電気で嫌な思いをすることが増えてきます。
この静電気を防止、除去する方法・対策を紹介しよう。
なぜ静電気が起こるのか?
まず、ごくごく簡単に静電気のメカニズムを説明しよう。
本当に簡単なのですぐ読み終わるが、対策だけ知りたい場合、この項目は読み飛ばしても差し支えない。
基本的にこの世の中にある物体中には必ず存在している電気だが、通常はプラスとマイナス両方のバランスが保たれた状態で、安定している。
しかし物体に摩擦などの力が加わると、安定度の弱いマイナスのみが剥がれてしまいプラスだけが安定しない状態で物質に残ってしまう帯電状態になる。
帯電状態で通電性の高い物質に接触すると、その瞬間プラスはその物質に残るマイナスと結合しようと放電現象を発生し、これが一般的に「静電気」と呼ばれるバチッと痛みを伴う火花放電の正体である。
静電気を防ぐ、防止する、対策、除去
Point1 部屋の湿度をあげる
空気が湿っていると静電気が逃げやすく、帯電状態になりにくいため、静電気の放電現象は湿度の低い冬場、特に湿度が20%以下で発生しやすいといわれている。
部屋の湿度を上げることで、火花放電を抑えるのはもちろん、帯電した電気を逃がしてくれるので部屋の加湿は最大の静電気対策といえる。
また、部屋の加湿が無理な場合、こまめに手洗いをしたり、ウェットティッシュで手を拭いてから物体に触れるという方法もある。
Point2 帯電しにくい素材を身につける
持ち物や衣類に本革や綿、シルク、木製製品など100%天然素材の製品を取り入れると、摩擦が起きにくく帯電しにくい。
また帯電状態になるのを防ぐという理由もあるが、金属など、通電性の高い物質に触れる前に、天然素材に触れることで体に溜まった静電気を放電することもできる。
Point3 動作で回避
これは、静電気体質の私、ろくちゃんがもっとも効果的だと感じている方法だが、ガソリンスタンドや市販の静電気除去シートなどの仕組みは、帯電した電気を逃がすスピードを制御して、火花放電を防いでいる。
これと似た事を動作で行うのである。
例えば、いきなり通電性の高い金属製のドアノブに触れる前に、木製のドア本体部分に触れ、そのまま指を滑らせ金属部分に到達する。
金属製の蛇口も火花放電が起きやすい場所だが、壁面のタイルに指を当て、滑らせて蛇口に到達する。
もし、周りに何もなければ、地面に両掌をつけ、放電させるというのも有効な手段だ。
静電気は日常生活の不快さだけでなく、場合によっては、精密機器の故障やにつながったり、静電気火災などの危険性もある。
極力火花放電を防いで、安全・快適に冬を乗り切ろう!!
静電気の防止、除去する方法・対策まとめ
部屋の湿度をあげる。
こまめな手洗い、ウェットティッシュも可。
100%天然素材の製品を身につける。
通電性の低い物質から順に触れる。
最終手段、地面に両手をついて放電させる。
ろくちゃん
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