ロボアドバイザーの運用実績が軒並み下がってきている理由
「一般人が天才的な投資顧問に資産を運用してもらう方法」でロボアドバイザーを絶賛しておいてこんなことを書くのもあれなんですけど、ここんとこwelthnavi(ウェルスナビ)もtheo(テオ)も資産が目減りしまくっています…
2017年11月に10万円の元金で運用開始したwelthnavi(ウェルスナビ)は、2018年2月に10万円追加して投資元本合計20万円ですが3月末時点の運用成績がこちら▼
なんと元本割れで-2.83%…orz
5,666円のマイナスです…
そして2018年1月から10万円の元金で運用開始したtheo(テオ)の3月末時点の運用成績がこちら▼
大きく元本割れで-7.25%…
金額では7,246円もの損失です…orz
ロボアドバイザーは人工知能(AI)が資産運用してくれるすごい技術やったんとちゃうんかい!!というツッコミがはいりそうですが…
実はこれ理由がございまして…
welthnavi(ウェルスナビ)もtheo(テオ)も、ドル建ての運用なんですよね…
ですので預けた資産はまずはじめに日本円からドルに交換されるんですわ。
ドルに交換したものを現在の日本円で見れば、その時のレートで表示されますので円高(ドル安)になればなるほど目減りします。
わたくしがwelthnavi(ウェルスナビ)やtheo(テオ)をはじめた昨年末から今年頭にかけては1ドル110円以上だったものが、円高進行して今は1ドル106円ぐらいになっているのですから資産が減っているのは当たり前ですね…
もう少し具体的に説明しよう!!
例えば最初に10万円を預けた時点で1ドルが110円だったとしましょう。
このレートで10万円をドルに換えると909ドルです。
(100,000円÷110≒909ドル)
この909ドルをロボアドバイザーが3ヶ月間かしこく運用してくれて920ドルまで増やしてくれたとしましょう。
しかしこの3か月の間に円高がすすんでしまい1ドルが106円になったとしましょう。
ドルベースでは920ドルに増えているにもかかわらず、1ドル106円のレートで日本円計算すると97,520円に減っているんです…
(920ドル×106=97,520円)
逆に円安(ドル高)になっていけば資産も増えることになりやすぜ!!
まあいずれにしてもロボアドバイザーは、短期間での資産の増減に一喜一憂するものではなく、長いスパン運用して結果を出していく長期投資でっせ!!
ちなみに上のwelthnavi(ウェルスナビ)の画像をよーく確認してもらうと、2段目のドルでの運用成績はわずかですがプラスになっており、為替差益関係なしやったらきっちり結果残してるわけですわ。
(なお、welthnavi(ウェルスナビ)とtheo(テオ)の収益率に差が出ているのは、開始した時期と追加入金の有無による部分が大きいです。
theo(テオ)を開始した2018年1月はwelthnavi(ウェルスナビ)を開始した2017年11月よりもかなり株価が高かったため、theo(テオ)のほうが株価下落の影響を大きく受けています。
welthnavi(ウェルスナビ)は株価の低かった2月に追加入金を実施している効果が出ているかもしれません。
今後両方に追加で入金、または積立していく予定っす。)
しかしながら少しでもこの為替差益のリスクを減らしたければドルコスト平均法を利用するしかないでしょう。(ドルコスト平均法についてよくわからない方は「サルでもわかるように「ドルコスト平均法」をわかりやすく説明」を読んで下され。)
ロボアドバイザーの為替差益リスクをドルコスト平均法で回避する方法は、投資資金を一気に入金せずに、毎月定額で同じ日本円を入金する積立を利用して分散入金するだけですわ。
(100,000円入金するなら1万円×10カ月とか2万円×5カ月とかに分散して入金する)
ということで再度のお願いですがwelthnavi(ウェルスナビ)さん、セブン銀行の積み立てに対応してくれい!!

ろくちゃん

最新記事 by ろくちゃん (全て見る)
- 円安バーツ高でも定宿に使えるパタヤの安宿9選レビュー - 2024年6月5日
- 50代おっさんが初海外旅行でタイに行って学んだ3つの注意点!! - 2023年6月5日
- 2021年9月までのデータしか学習していないChatGPTにルフィグループについて質問してみた - 2023年3月3日
- Lollapalooza2022にunderscoresが出演したよ!! - 2022年8月28日
- 【最新情報】underscoresのHeckのOfficial Videoが発表されたよ!! - 2022年7月9日